「都市生態系気候変化適応に関するLID技術開発インターナショナルセミナー」 で話してきました。 日時:平成24年3月27日(火) 13:30~18:00 場所:ソウル(韓国) SNU Hoam Faculty House 主催:Research Center for Ecosystem adaptation and Management セミナー内容: ・中野裕司(エコサイクル総合研究所/中野緑化工技術研究所) 日本の都市緑化空間におけるLID取り組みの一事例 ・吉田寿人(雨水貯留浸透技術協会) 日本における雨水貯留、浸透技術(仮題) ・Han MooYoung(ソウル大学) 韓国の雨水貯留、浸透のあり方(仮題) ・Thomas Kippels-Ohlhoff(disp,Germany) ドイツの透水性舗装について(仮題) ・Andreas Paul Amft(ENREGIS,Germany) ドイツの雨水貯留技術について(仮題) ・LIDについて LID:リッド(Low Impact Development)、低影響開発と訳されているようですが、 都市部において総合的な雨水管理・利用を念頭においた開発を指す言葉です。 1990年、アメリカ・メリーランド州プリンスジョーンズ群で始まった概念とさ れています。 類似の概念として、雨水監管理(Stormwater Management)、雨水設計、 水管理・雨水制御、ゼリスケープなどがあります。 イギリスでは、SUDS Sustainsble Urban Dainage Systems (持続可能な都市の排水系) オーストラリアでは、WSUD Water Sensitive Urban Design (水に敏感な都市設計) などと称されているようです。 アスファルト・コンクリートで覆われた都会に降った雨は、地下に浸透するこ となく管渠に入り速やかに排水され、排水計画量を超えた場合、地表にあふれ だし、都市洪水を招いてしまいます。 また、地下浸透できないということは、地下水の涵養が行われないという問題 も発生させます。地下水の涵養がなされず地下水のくみ上げが続くならば、 地下水が低下し、井戸が涸れる、地盤沈下を引き起こします。 このような問題を解決するために、 雨水を集め → 水質浄化 → 地下水涵養 → 流出速度抑制 を自然に模して行うことにより、都市型洪水の抑制、地下水の涵養など、 雨水流出の影響を最低限に抑えようという取り組みがLIDと言えます。 さらには、雨水を水源として評価することにより、また、雨水浸透などにより 管渠の設置を抑えることができ、メンテナンスもを軽減できるため経済効果 も高いとされております。 具体的には、 歩道などは透水性舗装とし、 水路は、透水性の緑の素掘り側溝とし、 集めた雨水を、池・溜池(浸透滞留池)、草地溜池、湿地へと導き、 地下浸透をはかるとともに、生物的水質浄化(ファイトレメディーション・ バイオレメディエーション)を行い、地下浸透をはかるなど、水衛生と洪水 調整機能をもつ多機能な池・湿地・草地をネットワークする方法が実践さ れています。(日本での事例は少ないのが現状ですが・・・・・。) このネットワークシステムの中には、屋上緑化、屋根緑化、壁面緑化や、 雨水タンクなども含まれます。 ようするに、都市開発以前の表土がはたしてきた機能(水文学的状態・ 生態学的な状態)を、自然を模し、環境に負荷を掛けない状態を人為的、 人工的に生態工学的に造りだそうというものといえます。 LIDにより、都市部に緑・生態系の回復が期待できるため、より良い住環 境の形成が期待できるとともに、緑地空間は、災害時の避難経路、避難 所としても効果が高いため減災型の技術とも言えます。 私が話した内容は、・・・・・ つづく ・参考 http://www.xeriscape-jp.org/lid/what01.html www.wise-scape.com_lidrepo3.pdf http://ameblo.jp/makito-world/entry-10095516069.html など
都市生態系気候変化適応に関するLID技術開発インターナショナルセミナー
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