冬の身体・風邪の効用
昨日の「冬の身体・風邪」に対する投稿のつづき・補強。
中野理論というコメントがあったため、反応。
深い処に、長い書込をしたため、表に浮上させておこう。
私のやってきたことの中に、孫引きしつつ自分が本家だという方が多すぎるので、各人が判断できるようネタを表に出しておこうという事があった。
氏素性、系譜を明らかにしておくことは大切なことだろう。
それで、中野は、何処まで勝手な事を言っているかという判断もしてもらえる。
長い前段、屁理屈が嫌いな方は、最後の方だけお読みください。
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私の風邪理論というよりも、野口晴哉師の観察と技術に基づき展開される論を、私の経験と屁理屈で取纏直したもの、ということになります。
本家の「風邪の効用(筑摩文庫)」を熟読することをお勧めします。
私の説くことは、初級、入り口の部分。
野口晴哉師は、疲れというものの本質は偏り疲労、その偏り疲労からの快復過程が、風邪というものであると喝破しています。
そして、一連の快復過程を、自力・自分の体力で経過することにより、身体が整うと共に、パワーアップすると体験的に語っているのです。
そのための、具体的な技術が活元運動・愉気・整体法・体癖ということになります。
極めようとするならば奥が深いのですが、初級編を理解し実践するだけで健康を保つことができるのです。
50年近く医者のお世話にならない生活をしているが、30数年前に野口整体を体系的に学び、それまでの我流のやり方で良かったのだと納得でき、初級的な応用で子ども達も医者知らずで育てた。
野口晴哉師のものの見方は、私がそれまで学んできた自然観察、生態学、進化生理学的な知見、自然というもの、自然の流れと、自然の身体、身体の自然の流れというものと同じ大系の中に収まってしまうのです。
同じ自然のなかのことですから、当たり前と言えば当たり前のことですが、現代医療の不自然さとは異なるのです。
そのような経験からの話しです。
現代医学はエビデンスと言う訳ですが、大勢のデータを集め、科学的・統計的に確かめられたもの、ということです。
下世話な言い方をするならば、「大勢で渡るから怖くない」です。
しかし、それは、一つのものの見方であって、私と他は異なるものですから、何処まで、そのエビデンスが私に適応できるのか、信頼できるか、大勢の中に私は入っているのか、ということとは別問題です。
自分の身体の場合は、今の環境・状況ではと、自分に当てはめて見直す必要があるのです。
医療の結果は自己責任、医者はエビデンスに基づきましたとし責任は取ってはくれません。
薬、医者に任せっぱなしという訳には行かないのです。
自分の商売について考えて見てください。
プロとしての自覚、力量はあるでしょうが、今だ発展途上、全知全能というわけには行きません。
それが、薬、医者となると、全知全能の神様扱いをしてしまい、自分の一番大切な「いのち」さえもあずけてしまいます。
医者とて人間、薬も人の作ったもの、何処まで信頼できるかは、本気で長年つきあってみて、やっと納得できるのです。
それが、こと医療に限っては忽ち神様扱いにしてしまいます。
それを不思議に感じないといことが、不思議でたまりません。
生き死にを左右するような緊急を要する重篤な病の場合は、プロの出番でしょう。
しかし、風邪については、他人がどうこう言おうと、自分の身体を使って実際にその経過を観察してみることができ、その結果を実感し納得できるものなのです。
個人個人の身体の使い方は異なりますから、風邪に対する医療による治療の決め手はありません。
エビデンス以前のものです。
自分の身体の使い方と、風邪の引き方、治り方についての観察が大切なのです。
しかし、薬や医者が治すと、自分の身体を他者に丸投げし、依存することが良いとしている間は、このようなことはわかりません。
症状が緩和され、消え、今・明日の仕事・遊びに間に合えば良いのであって、自分の身体の中の回復過程を観察してみようなどというまどろっこしいことにはつきあってはいられません。
自分の内ではなく、絶えず外界を向いているからです。
薬、医者に丸投げが気楽だというのならば、それもむ一法。
己の選択・責任です。
ただし、自分の身体を観察をする気になるならば、感じることができるのです。
このようなやり方が面白いと思うのならば、自分の身体を使うだけのことですから、自己責任でやってみれば良いだけのことです。
やってみた結果という事実が一番です。
でも、ため込んだ疲労、ストレスが大きいと、また、体力があるならば、偏り疲労のため込んだ反動は大きく出てしまいがちです。
このため、上手に身体を弛める生活をおくり、少しずつ風邪を引いて、排泄、快復へと向かわせる、ため込んだものを少しづつ吐き出して行くということも考えることが必要でしょう。
その為には、普段から身体と心を温める生活を心がけることが大切です。
身体を温めることにより循環が良くなり、細胞レベルにまで養水分を届けられるようになり、また排泄作用が高まります。
それには、運動と深い息、良い食と水、ということになります。
筋肉を動かすから、熱が出ます。
動く事により、呼吸が速く深くなり、内臓も一緒に動きます。
汗、大小便による排泄も促進されます。
特に、大の排泄は、動いて腸が揉まれ、お腹の筋肉が強くなることでスムーズになります。
全身を程良く疲労させるならば、それれは快感であり、スムーズに疲労回復に向かうのです。
それに便乗して、深い処にため込んだ疲労も抜けて行きます。
身体が元気になるならば、自ずから心も明るく温かくなります。
従って、運動といっても偏り疲労を大きくするようでは逆効果です。
上体が緩み、お腹に自然に力が集まるような姿勢での運動が大切です。
余分なエネルギーを発散させるため、筋力をアップされるための強い運動も時には大切です。
しかし、身体を整えるためには、絶えず身体の使い方・姿勢について意識し確認し、上体が緩み下腹部に力が満ちるようにバランス良く動いているかということが観察、修正できる運動を行うことが大切になるのです。
歩くこと、東洋的なスローな動きの運動が適しているのです。
フラダンスなどもいいですね。
無論、活元運動はお勧めです。
2017/12/26 FB
