「ひまなか(中野裕司)」の感じ、考えたこと・・・・・・・・・。                                  ML・FBなどの投稿を掲載します。

2月, 2018 のアーカイブ

「土と内臓」&「失われゆく我々の内なる細菌」

土壌は、植物が海を陸に持ち上げたもの。
植物と微生物・小動物の共生体だ。
全体で一つだ。

その海を皮の中に封じ込め、お腹の中に土壌を取り込んだのが動物。
養水分を体に取り入れる仕組みは、植物も動物も同じ。
土壌微生物の力を借りている。
と、大きく俯瞰し説いてきた。

「土と臓」は、このような観点について硬質な庭に有機物を与えつつけることで肥沃な土壌としたこと、そのことと体の微生物との関わり、病との関係について記している。
「失われてゆく我々のなる細菌」は、更に体腸内細菌叢に関して判明したこと、抗生物質などの使いすぎによる問題について記している。
良書である。

この数年で腸内細菌叢に関する知見が、このような書籍、マスコミを通じて世間に拡がった。
しかし、世間といっても広く、このようなことに興味を持つ人々の間に拡がったと言い直すべきだろう。
私たちの健康は、土壌微生物・腸内細菌叢との関わり、さらには、私たちの身体を構成する一つ一つの細胞が元気であることが土台となるのだということに関してまでの踏み込みは少ない。

微生物、細胞レベルにまで思いを凝らし、健康ということについて考え、これらの目に見えぬ小さき物が喜ぶ暮らしということに心馳せることが大切だろう。
食、薬剤、運動、呼吸は、細胞を元気にするためという考え方が必要だ。
味覚、噛む感覚などが鈍った結果、感覚、細胞の感覚を感じる力が劣化し、目、脳が欲する方向へと進みがちになってしまった。

結果、微生物を含む全体で一つ、繋がり、連鎖、循環の中で暮らしているのだが、目に見えぬ世界故、自分たちの都合でその連鎖を断ち切ってしまう。
この連鎖の破綻が、回りに回って私たちに返ってきたときに病におちいる。

これは、生命のつながりを第一に考え暗し続けてきた結果、古人の経験の積み重ねの結果、つたえ残された道に反する行為でもあった。
目先の便利、快適におぼれた結果の自然のしっぺ返しだ。
急激な変化は、最初は小さくても、拡大連鎖し、大きな反動・反力となって還ってくる。
操作可能の自然、自然を征服・管理しようとした結果だ。

こののような結果を真摯に受け取り、部分最適・対症療法に走ることなく、今一度、微生物、細胞、の声に耳を傾けよう。

FB:2017.12/22

糞便移植・便カプセル

腸内細菌叢を、「新たに見つかった臓器」だと言ってるよ?
で、「便カプセル」だってさ。

昆虫から動物まで、糞食は当たり前。
人間さまも、尿の飲用治療をやっているから、糞食を取り入れればよい。
尿も糞も、出たばかりは、悪玉菌は少なく飲食には問題が無いはずだ。

生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の便に触れ、腸内細菌叢の元となる細菌を摂取している。

また、土や粘土を食べる、土食は世界共通。
モンゴルの仲間が言っていた。
妊婦は、土を食べるのだそうだ。
粘土中のミネラルの摂取、体の毒物の排泄効果とともに、細菌も取り入れているのだろう。
動物も土を食べ、健康?を保持している。

自然の生き物に取っては、当たり前の行為なのに、新発見とするのは如何に?

「便カプセル」などという新兵器も良いが、その前に、野生に帰れ、野生の勘を取り戻せ、と叫ぶべきだろう。

野生・自然が、最も効率的で、経済的なものなのだが、それさえも色々理屈をこねて、新しい医療術としてしまう根性が物凄い。

 

FB:2014.12/15

腸内細菌叢の撹乱と再生

これが人間さまの生活。
糞便屎尿は自然のなかで分解され、その過程で体にも摂取する。
腸内細菌叢のかく乱と再生が繰り返される。

作物、肉と言えども、その元は土と水と太陽。
固形物の元は土。
土・地球を喰らっているのだから、本能に基づきバランスの取れた食生活をするならば、微生物も含め、必要なものはすべて身についている。
だから、身土不二。地産地消。一物全体。

便カプセル?、なんてものは要らないよね。
糞便・屎尿の有効活用・循環利用こそが、生活の基本。

ヨーロッパの都市は、その循環利用・有効活用ができず、流行病で大変な目に会った。
パリなどでは、下のものを始末する仕組みがなく、糞便屎尿を住居から追い出すのみ。
何のことはない、窓から道路に捨てるのだ。

この汚物を避けて通るための履き物が「ハイヒール」。
外出着が、コートなる。
淑女お気に入りの、裾の長い、ふわーっとしたロングドレスは、用を足すための着物。
どこで用を足すか?
庭の奥に行って、ドレスを着たまま、そのままできるのさ。
便利だろう。

庭園は、観賞だけではない。
実用を兼ねていた。
日本の回遊式庭園などとは次元が異なるのだ。
ハイレベルの目的を持っていた。

香水もしかり。
汚物まみれ?の体臭を消すためのもの。

ハイヒールを履き、ロングドレスを身にまとい、強い香水を薫らせる。
これが、女性のあこがれの的。
冗談じゃないよね。

温故知新。

人口が密集しても、同様のことをし続けた結果、都市は汚物まみれ。
ペストなど伝染病の蔓延。
このような状態を打開すべく工夫し、できたのが、下水道と公衆衛生・細菌学のセット。

汚物は目に見えないところに隔離し、細菌はやっつける、という基本戦略。
下水道を造っただけで、衛生問題は解決したはずだが、細菌・ばい菌というものを見つけたため、医学というばい菌相手の新たなる戦争を始めてしまった。

また、下水道と下水処理というとてつもないインフラを造りあげ、負の遺産を造ってしまった。
活性汚泥法と称する下水処理は、大利量の下水を集め、屎尿を微生物で分解するわけだが、その結果微生物が増える。
大量の水と、微生物(下水ケーキ)の処理を永久にし続けるというシステムだ。
水で希釈せず、地域単位で分散し、メタン発酵などをさせるシステムの方がインフラ投資は少ないのだが、巨大インフラを造り出した今、撤退もできず、そのメンテが次第に負担になって来ている。

でも、ヨーロッパの人々は、ばっちい生活をしたおかげで、強い細菌に対する免疫力を身につけた。
このばい菌とその免疫力の効果はものすごい。
世界の歴史を変えてしまった。

ヨーロッパの人々がアメリカ大陸へ乗り出し、原住民をたやすく征服できたのは、侵略したヨーロッパの人々自らが細菌兵器だったからだ。
これまでに経験したことのない伝染病により、免疫力のない原住民の人口は激減。
原住民の人口が激減したのだから、たやすく征服できたという訳だ。

このように、便利なばい菌達たったから、上手く使いこなせば効果満点。
西洋医学の骨頂は細菌学と外科。
負傷した兵士を細菌から守り、外科手術により効率的に戦線に復帰させる。
細菌は、侵略のための兵器にもなる。

これを逆手に使い、ばい菌が怖いという洗脳により、消毒と称して身の回りのばい菌を殺しまくり、ばい菌がいないための新たな疾病を造り出すという新たな戦略にも使える。
便カプセル兵器の出現だ。

ばい菌は、兵器にもなるし、薬にもなる、という訳だ。
平時は薬として使い、いざという時は、人減らしにも使えるという究極の兵器なのかもしれない。さじ加減一つだ。
どちらも、人を脅すことによる錬金術であることには変わりはない。

天は、強者を助ける。
しかし、強者は、天に助けられたことにより自滅への道を辿る。
人間様の時間の感覚では永遠のように思えるのだが、天の時間ではあっという間の盛り、栄枯盛衰の相なのだろう。

今できるのは、自然の循環に身を任せ、淡々と生きるのみ。
そのような人、仲間を増やして行くことが天与の生活なのだろう。

 

FB:2014.12/15